成猫用キャットフード

成猫とは一般的に、生後から1年以上経った大人の猫をさします。

また成猫となってからも、いわゆる維持期と呼ばれる1歳~7歳までと、
高齢期と呼ばれる8歳以上の時期に、大きく分けることができます。

人間も成長や年齢に合わせて、食の好みが変わりますし、
必要とするカロリーや栄養素が変わりますが、それは猫の場合でも同じです。

例えば成猫に子猫の時と同じキャットフードを与えていると、
それは栄養過多になってしまい、肥満の原因になる恐れがあります。
成猫の前期、つまり7歳くらいまでにあげるキャットフードは、
栄養バランスのしっかり取れたものを選んであげるようにしましょう。

種類は、ウェットタイプのキャットフードやドライタイプのキャットフードが一般的で、
その他にウェットタイプとドライタイプの中間にあたるセミドライタイプのものがありますが、どれをあげなければならないという規定はありません。

ただ、もっとも栄養バランスが整っているのは、一般的にドライタイプだとされています。
程よい量で、成猫にとって必要な栄養素が全て取れるように加工されていますし、
日持ちもしますので、手軽に餌やりができます。

またある程度硬さがあるために、顎や歯を鍛えたりしっかりと噛むことで、
不必要な歯垢をとってくれたりするという点でも優れていると言えます。

ただ、つなぎとして猫には必要のない食物繊維が多く使われていることが多いので、
それだけに頼らない方が良いという考え方もあります。

ドライのみだと、水分不足になってしまいやすいという問題もあります。
反対にウェットタイプのみだと、栄養が十分でなかったり、カロリー不足になったりしてしまうこともあるようです。
それぞれの特性を生かし、バランスよく併用していくことが好ましいでしょう。

成猫の後期(高齢期)になると、若い時ほど多くのカロリーを必要としなくなります。
人間と同じで代謝も減ってきますので、
量を減らしたり、シニア用の低カロリーキャットフードへの切り替えをするようにしましょう。

ただ、愛猫自身の食事量が極端に少なくなってきた場合には、
少量でもしっかりと栄養が取れるような、栄養価の高い餌を選んであげなければならないでしょう。

また高齢になるごとに、噛む力なども弱ってきてしまうことも考えられます。
食事量が減ってきたなと感じたら、
もしかすると今あげているキャットフードが合わないのでは、と考えてあげることも必要です。

顎や歯が弱くなってきているようであれば、
ウェットタイプやセミドライタイプのキャットフードへと、切り替えてあげるようにしましょう。
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