ブランドで選ぶキャットフード

猫用の餌に「ブランド」なんて、という飼い主も少なからずいるかもしれません。

もちろん、我が子同然に可愛がっている愛猫なんですから、
できるだけ良いものを食べさせてあげたいという気持ちはあると思います。
ただ、本当にブランドで選んで良いのかな…そう考えると、
食餌代を少し削りたくなってしまうかもしれません。

猫は本来、ライオンやチーターのように肉食の生き物です。
基本的に健康な愛猫たちはできるだけ、
タウリン・ビタミンB・ナイアシンなどを含む、栄養価の高い食餌を必要としています。
それらを総合的に取ることができる餌を選んであげなければなりません。

しかしながら現状の問題として、
メーカー側もできるだけコストを抑えるための製法を用いている場合が多々あります。

多くは人間用の食品産業廃棄物から、製造されています。
ドライフードなどはとうもろこしや米などの穀物類をベースにし、
栄養素を人工的に添加して作られています。
コストを下げるためには、こうした穀物類の使用はもっとも手っ取り早い方法でしょう。

しかし、先にも述べたように猫は肉食の生き物ですから、穀物類の割合が多ければ多いほど、
本来必要としている食餌内容から離れていってしまうことになります。

値段の高いものが、必ずしもこうした製法を避けているというわけではありません。
現に有名ブランドのキャットフードでも添加物が多く使われていたり、
愛猫が必要な栄養バランスを整えた食餌ではなかったりする場合もあります。
ただ、高価格の商品ということは、それだけ製造上のコストがかかっていると考えても良いと言えます。
そしてブランド商品には、そういった穀物類の使用を最小限にとどめたり、まったく使用しなかったりする傾向のものが多いです。

人間が食べてもさしつかえ無いほど、いわゆる「ヒューマングレード」と言われるキャットフードもあります。
私たちが食べているものと同じ、生の肉や魚から加工されたものがあります。

安価なキャットフードばかりをあげていると、
愛猫たちも人間のように成人病になってしまう確率が高くなるようです。
かと言ってブランド商品であれば良い、ということでもないでしょう。

国産で安全性の高いキャットフードや無添加のキャットフードなど、人気の商品が紹介されているサイトがありますので、そういったサイトを参考にして選んでみると良いでしょう。


飼い主にとって大切なことは、どれだけ愛猫たちにとって自然に近い食餌であるか、
どれだけ栄養バランスのとれたものであるかを、しっかりと見極めてあげることではないでしょうか。

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