嗜好性アップのキャットフード

飼い主にとって、やはりあげた餌を愛猫が美味しそうに食べてくれると、実にうれしいことです。
ましてや残さずにぺろりと食べてくれたら、それほど安心でうれしいことはないでしょう。

飼い主が、餌を選ぶ際に基準にしていることはなんでしょうか。
餌をあげるのは毎日のことですから、お財布事情を考えて、
できるだけお買い得なものを選んでいる人もいるでしょう。

あるいは、値段の高いものや有名メーカー品であれば、
きっと安心だろうということで、価格やメーカーで選んでいる人もあると思います。

家庭事情は様々でしょうから、
どれが正解であるかは私たち人間が決めることではなく、猫たち自身が決めることなのかもしれません。

ここでひとつ、猫の特性を話しておきましょう。
実は猫は、それほど味覚が発達している動物ではありません。

何を基準に美味しいと判断しているかというと、それは「匂い」なのだそうです。
人間からすると見た目がたいして違わなくても、ちょっとした匂いの変化で、
飛びつくように食べることもあれば、ぷいっとそっぽを向いてしまうこともあります。

猫の知能は非常に高いと言われており、
もともと狩りをしていた真性の肉食動物ですので、特に食べ物に対する記憶はなかなかのものだそう。
一度味を覚えると二度と忘れることなく、好みのものをもらえるまでしつこく待ってしまう子もいるそうです。

安価なペットフードの中には、
原料が猫にとって好ましくないものが多く含まれているにもかかわらず、猫の飛びつくような匂いをつけているものもあるようです。
食いつきがいいものですから、飼い主はそれが自分の愛猫にぴったりのキャットフードだと思い込んでしまいます。

キャットフードを選ぶ際、基準にすることは、値段やメーカーだけに左右されるのではなく、
そこに使われている原料が本当に安心できるものかどうかをしっかりチェックしてあげるようにしましょう。

その厳選した中から、愛猫の嗜好に合うものを選ぶようにすると、安心して健康管理もしてあげられるのではないでしょうか。
ページのトップへ戻る